昨日のWBCの試合、皆さんご覧になりましたでしょうか・・・?
初戦なりの硬さもありながらでしたが、とにかく勝てて良かった・・・ですよね。
解説の元広島カープの黒田さんが話していましたが、実はこの大味に見える試合の中にも、隠れた「ファインプレー」は多く存在している。
それはきっと、テニスの試合でも一緒、ですね。
本当にテニスが上手い選手は、「ファインプレーを隠し続ける」から怖い
例えばダブルスのポーチが上手い選手って・・・
皆さんは試合に出た時に、「この選手・・・すごく上手いかも」と思うときってどんな瞬間ですか?
私は、「必死そうに見えないのに、凄いプレーを淡々と出来る」選手だと思います。
例えば、ダブルスの試合でのポーチ。
良いリターンだと思っても、軽く出て来た前衛に捕まってポイントを取られてしまう。
上手い選手って、飛びついてポーチ、みたいなプレーってほとんど無いですよね。
すごいプレーなのに、「全然凄そうに見せない」から凄いし、相手にプレッシャーになる。
同時に、味方も勇気付けることになるんです。
ファインプレーは「隠す」ことで、本当に強い選手になれる
相手のナイスリターンを、こうやって何事も無かったかのようにポーチしてくれると・・・味方の選手はどうでしょう。
「あれ、俺のサーブ凄く良い感じだった!?」と思って、自信がみなぎってくる。
逆に、ポーチに出てくれたのは良いけど、飛びついてやっと触って、なんとか決めてくれる・・・感じだと、どうですかね。
「俺のサーブ、やっぱり甘いかな・・・もっと強く打たないと・・・」と不安に感じて、余計な力が入ってくるでしょう。
良い選手は、味方に自信を与えてくれるプレーをさりげなく、出来る。
理想論かも知れませんが、こうやって自分の姿勢で味方を引っ張って相手にプレッシャーをかけていける、そんなプレーを心がけたいですよね。
ファインプレーやナイスショットに酔っていると試合では勝てない
テニスの試合、まだラリーが続いているのに歓喜してしまう人。
実は気付いていないだけで、たくさんいます。
「ナイショ!」と自分で思った時点で、必ず隙が生まれるのがテニスの試合。
まだラリーが続いているのに、糸がぷつっと切れたようにプレーが止まる、フットワークが止まる人、いますよね。
これでは先ほど書いてきたことと、真逆の話。
ナイスプレーを隠す、どころかそんなにナイスプレーでもないのに、自分で酔ってしまってる訳ですからね・・・深刻です。
自分のナイスなプレー、どんな感じか考えてみて下さい。
もちろん、ダイナミックに動いて必死でもぎ取ったポイントもナイス、ですが、それだけじゃないはず。
隠して隠して、「普通」そうに見せておく意識も、大事だと思いますよ。
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