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【連載コラム】 テニス選手もしんどいけど、審判も辛いよ vol.5

皆さんが出場される試合は、ほとんどがセルフジャッジ・・・ですよね。

揉めたことも、ジャッジで泣いたことも、たくさんあると思います。

まずはこのセルフジャッジの基本、「しっかりボールを見る」技術について書いてみたいと思います。

視力はもちろん大事、ですがそれ以上に意識したいのは「どうやってボールを追うか」です。

 

まずは、ジャッジが難しいの一つが「サーブ」ですね。

リターン側の前衛は、しっかりジャッジして「フォルト!」の声をあげないと、試合ではダメ。

なぜなら・・・当たり前ですが、「瞬間に声が出ないと、イン」の判定になってしまうのです。

遅れてジャッジ、はもちろんNG。

マナー違反ではなくて、セルフジャッジはその場でコールしないとインの判定になるのです。

「でも、速いサーブはなかなか見えなくて・・・」という方も多いでしょう。

 

コツとしては、「ボールの軌道の先に、目線を置く」です!

サーブがバウンドする地点を、ボールより先に目線で追っていく。

ボールを追って見える速度は、大体120km/hくらいでしょう。

それより速いサーブは、先に目線を軌道の先に移しておいた方がよく見えます。

ボールがバウンドする、その前にサービスラインあたりに目線を置いておく。

ちょっと意識すると、しっかり見えるようになりますよ。

 

次に、どこまでがインで、どこからがアウト(フォルト)か・・・の問題ですよね。

まず大前提として、テニスでは少しでもラインをかすっていると、インの判定になります。

言葉で表現するなら、「ボールとラインにすき間」が見えなければそのボールはイン、です。

この基準を覚えておくと、試合でも落ち着いてジャッジして声を出せるはずです。

ですので、きっと普段ジャッジしているボール、かなり「イン」の判定になるはずなんです。

大事な試合では、ちょっとアウトの判定にもしたくなりますけどね・・・。

でもしっかりセルフジャッジ、出来る人って素敵ですよね。

最終的にそういう少しの余裕、それからジャッジする技術がある人が試合で勝っていくんです。

 

「見えなかった・・・」のは技術が無い、のと同時に責任感に欠ける行為。

このこと、覚えておいて下さい。

私が主審をやっていたときにも、ラインアンパイアの方の中には「見えませんでした」というシグナルを送ってくる人がたまにいました。

何かをジャッジして、間違っているなら全然OK。

ですが、見えないことを「仕方ない」としてしまうのは責任感に欠け、試合進行の妨げになる。

セルフジャッジの試合でも、一緒です。

当然、見えていなければ相手に優位な判定になりますから、試合にも勝てませんしね。

 

この機会に、ご自身のセルフジャッジについて見直してみませんか?

きっとアナタのテニスの実力にも、直結してくると思いますよ。

NAOKI TOMITA

NAOKI TOMITA

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元テニスコーチ、元JTA審判委員会委員。
中学からテニスを始め、大学時代から審判員の活動をしつつ、関東学生テニス連盟での大会運営等多くのテニスイベントに携わり、卒業後はテニススクールコーチに。
現在は一般企業で働きつつ、自らもプレーしつつテニスの大会やイベントを企画運営中。

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