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【連載コラム】 テニス選手もしんどいけど、審判も辛いよ vol.3

そしてついに、試合開始。

試合の序盤・・・さえ乗り切れば、後は結構、主審もラインアンパイアも、ボールパーソンもみんな良い感じになってきます。

緊張がほぐれてくる感じ、ですね。

 

皆さんはチェンジコートのとき、選手がズームアップされる機会は多いですが主審やその他のメンバーがどんなことをして過ごしているのか、気にしたことはありますか?

なかなか、現場で生で観ていても気付かないことだと思いますが、まずはアイコンタクト。

主審はラインアンパイア、全員とこの約1分半を使って「頷きながらアイコンタクト」を取っているんです。

ちょっと不安そうなラインアンパイアがいれば、「大丈夫、自信持って!」というメッセージを送ったり、ちょっと失敗しちゃったな・・・という人には、「笑顔で、リラックス!」という感じで。

この辺り、私は苦手だったんですが・・・上手い主審は周りを巻き込んで良い雰囲気を作っていくのが上手いんですよね、本当に。

「アイコンタクト、どうやってやるの?」という部分ですが・・・これは、簡単。

 

ゲームが終わってチェンジコートになった瞬間に、ラインアンパイアは着席して全員が主審に注目します。

主審はゲームのLIVE SCOREを入力して、その後にそれぞれのラインアンパイアと目を合わせていく。

この緊張感、たまらないです。

「早くスコアを入力して、ラインのみんなと目を合わせないと・・・!」と、焦っていた記憶が今でも蘇ります。

時間も測らないといけないですし、チェンジコートの瞬間も主審は大忙し、なんですね。

 

「よしよし、良い感じだ・・・」となってきても、安心は出来ません。

皆さんもご覧になったことがあると思いますが、ラインアンパイアやボールパーソンは1.5時間くらいでメンバーが変更になります。

これは、全体がクルーとして交代になるので、「君、今日すごくよく見えていたから、残ってよ・・・!」とは言えないのです。

その代わり、主審はラインアンパイアを採点する仕事もありますので、評価を本部に伝えることが出来る。

大きな大会になると、準々決勝くらいからは選ばれたラインアンパイア、実力がある人が残る仕組み、になっているのがテニスの大会。

今でこそ、チャレンジシステムがあり主審よりもある意味上、な仕組みが出来ているので、ラインアンパイアの方の実力も分かりやすくはなっていますが・・・それまでは、主審の判定が絶対、ですからね。

ラインアンパイアが合っていたジャッジも、オーバールールされることはよくあります。

実際はどちらが正しかったのか、もちろん分からないのですが。

 

本当、主審って責任重大・・・ですよね。

次回は、肝心のルールの部分で、揉めそうな「あるあるの場面」について、書いてみたいと思います!

NAOKI TOMITA

NAOKI TOMITA

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元テニスコーチ、元JTA審判委員会委員。
中学からテニスを始め、大学時代から審判員の活動をしつつ、関東学生テニス連盟での大会運営等多くのテニスイベントに携わり、卒業後はテニススクールコーチに。
現在は一般企業で働きつつ、自らもプレーしつつテニスの大会やイベントを企画運営中。

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