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【連載コラム】 テニス選手もしんどいけど、審判も辛いよ vol.1

皆さん、こんにちは。

今回から、私自身の「テニスの審判員としての経験」を少しずつ、連載として書いていきたいと思います。

まず・・・先にお伝えしておかないといけないのは、私自身、テニスの大会のディレクター、ラインアンパイア、主審など、色々と経験させて頂きました。

しかしそれも7年以上も前、の話になってしまいます。

ですので、ご覧頂きながら「今は違う!こんなやり方していない!」という部分が、いくつかあるかと思います。

そのあたり、ご容赦頂きながら読んで頂けると・・・テニスの試合を新しい視点で観れる良い「きっかけ」になるかと思いますので、多少堅苦しい内容もありますが肩の力を抜いて、読んでもらえると嬉しいです。

 

初めての主審は、2001年 大坂ワールドスーパージュニア

私が審判の活動を始めて、恐らく初めての本格的な大会の主審は2001年の大阪ワールドスーパージュニア。

当時は高校生だった添田豪選手、他にもシングルスで優勝したバグダティス選手やその後台湾代表、日本リーグでも活躍するワン選手など、ジュニア最高峰の大会としてとても盛り上がっていた記憶があります。

主審としての経験も浅かったのですが・・・何より心配が尽きなかったのが英語でのコミュニケーション。

事前に英語だけでなく、選手の出身国の罵詈雑言は全て確認(口にした時点で、反則になるので)していざ、担当試合のコートへ・・・。

皆さん、具体的に主審の役割についてどんなイメージでしょうか?

 

審判の主な仕事としては・・・ざっと、こんな感じです。

きっと、まだまだ細かい部分、イレギュラー対応はたくさんありますが・・・。

 

・コート、ボールチェック

・試合全体の統括、各アナウンス

・試合前の説明、ミーティング

・ラインアンパイアが間違っていたときのオーバールール

・ラインアンパイアの採点

・ボールパーソンの指示出し

・試合終了後のスコアシート提出

 

本当に、今みたいなチャレンジシステムが無くて良かった・・・と思います。

ココにチャレンジシステム、なんてあった日には完全にパニックになってたでしょう。

 

国際大会では、試合前のミーティングから緊張感MAX

試合前に、選手と審判がネット近くで話しているような光景、テレビでもよく観ますよね。

あれは、簡単なルール、試合形式、ラインアンパイアがこの試合は何人付いているよ・・・みたいな説明を、主審から選手に言葉で伝える。

その説明が終わった後に、「Any question?」と聞いて質問を待ちます。

ほとんどこの時点で質問があることは無いのですが・・・たまに色々聞かれるので、これがガクブル。

「頼むから、No、と言ってくれ・・・」と思いながら、コイントスの準備をしていたのを思い出します。

まぁ、選手はもう試合前の集中モードなので、あまり説明自体聞いていないんですけどね。

 

コイントスにも、審判らしさが・・・

その後にコイントス、を実施してサービス権などを決めていく、私たちで言う「Witch?」の場面に移りますね。

ココで、当時10代だった私は「カッコイイコイン」が必要だと気付きます。

「コインを用意しておく」のは主審の仕事ですが、何も知らなかった私は100円玉を持っていけば良いかと思い、試合のコートへ。

結果的に問題は無かったのですが・・・他の慣れた主審の皆さんを観てみると、自分のコインのチョイスが甘かったことに気付きました。

 

・大きくて(選手も見やすい)

・カッコよくて(海外の硬貨、コインはカッコイイ)

・NumberとFlower の違い分かりやすい(どちらかの選手に、Number or Flower?と聞く)

 

ようなモノを用意しているんですね。

「先に言ってくれよ・・・」と思いましたが、聞いていたところで、どうにも用意出来なかったでしょうね。

 

と、今回はここまでとさせて頂きます。

次回以降は、また恐怖の(とにかくビビっている)試合前のアナウンス、から・・・。

あぁ、書いているだけで思い出して疲れました。

みなさんの中で、「こんなこと、審判と選手はやってるんだー」みたいな気付きが、少しでもあれば嬉しいです。

今後の連載を、お楽しみに~。

NAOKI TOMITA

NAOKI TOMITA

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元テニスコーチ、元JTA審判委員会委員。
中学からテニスを始め、大学時代から審判員の活動をしつつ、関東学生テニス連盟での大会運営等多くのテニスイベントに携わり、卒業後はテニススクールコーチに。
現在は一般企業で働きつつ、自らもプレーしつつテニスの大会やイベントを企画運営中。

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