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プロテニス選手に意外と多い、「ゲン担ぎ」の傾向はサーブを打つ前に一番現れる

デビスカップの1回戦、日本対フランスの試合は3日目を待たずして勝敗が決してしまいました・・・。

残念ではありますが、今のチーム力の差を考えれば仕方ない部分でもあります。

何より、初日のシングルス2試合、フランス選手に隙が無かった。

格下相手の日本選手にも、「いつも通り」に腰を据えて試合をされたらなかなか厳しい。

そう、この「腰を据えた」という部分で、ガスケ選手の面白い「癖」にフォーカスしてみたいと思います。

 

■プロテニス界でも「お決まりの動作」が多いガスケ選手

もうベテランの域に入ってきていガスケ選手、あの美しいバックハンド・・・日本でもファンが多いですよね。

久しぶりに私も生で観ましたが、やっぱり迫力が凄い、特にダウンザラインへの展開力は片手とは思えない威力。

でも・・・実はとっても繊細な選手でもあり、大事な試合で急にリズムを崩して負けていくことも少なくない選手。

繊細な部分は、テニス以外にも観ることが出来ます。

例えば試合中に巻く、グリップテープ。

「何で試合前に、巻いて来ないんだ・・・?」とみんな思うかも知れませんが、あれが彼のチェンジコートの過ごし方。

自分の時間として過ごすために、必要な作業なんでしょう。

 

■ファーストサーブのゲン担ぎはマスト

一番の特徴は、ファーストサーブでしょう。

ガスケ選手は良いサーブ、が入ったボールは、必ず次のポイントも同じボールを使う。

だから、ボールボーイは大変なんです、こういう選手が試合に入ると。

毎回エースを取った後のボールを、「そのボールをよこせ!」と要求してくるので、日本の学生の子たちも戦々恐々。

ボールなんてそんなに変わらない・・・と思っていても、やっぱりガスケ選手としてはゲンの良いボールで打ちたい、んでしょうね。

私たち一般の試合でも、2球のどちらでサーブを打つかは自分で選べますし、結構ゲン担ぐ人、多いですよね。

私はとにかく、「キレイな方のボール」でファーストサーブを打つようにしています。

皆さんも自分の「型」を決めておく、と少し落ち着いて試合を進められると思いますよ。

 

■かつては、ゲンを担ぎ過ぎて失格になりかけた選手も・・・

この「ボールをよこせ問題」は、しばしば審判の中でも問題になります。

まず、試合の進行がめっちゃ遅くなりますからね。

毎回ボールを指定して、それをもらう・・・というのは、ルールの中でギリギリの部分。

審判としても、絶対ダメだとも言えないし、でも全部許していると試合が遅くなるしボールボーイも大変だし・・・難しい問題です。

まぁ、やり過ぎない範囲が一番ですよね。

そして自分の思い通りにならなくても、落ち込み過ぎないこと。

これが一番だと思います。

 

ちょっとした小話ですが、テニス選手の特徴ってこういう視点から観ても面白い。

繊細な選手、全く気にしてない選手、ゲン担ぎの方法・・・なんかも。

選手もプロである以前に、人間ですからね。

テニスって本当に、人間臭いスポーツです。

NAOKI TOMITA

NAOKI TOMITA

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元テニスコーチ、元JTA審判委員会委員。
中学からテニスを始め、大学時代から審判員の活動をしつつ、関東学生テニス連盟での大会運営等多くのテニスイベントに携わり、卒業後はテニススクールコーチに。
現在は一般企業で働きつつ、自らもプレーしつつテニスの大会やイベントを企画運営中。

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