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【連載コラム】 ルールとマナーの隙間の話 ~声出し編~ vol.5

草トーやジュニアの大会、で毎回問題になるのが「声出し」について。

皆さんも試合に出て、「うるさく騒ぐ相手」と対戦したこと、経験あるんじゃないでしょうか?

このあたり、どこまでやって良いの・・・?という疑問、ありますよね。

ポイント後に「カモン!」くらいは良いけど、そもそもラリー中は?声出して良いの・・・?

今回も、ルールとマナーの隙間で考えてみたいと思います。

 

まず、ルール上のポイントから。

試合の中でラリーの中で声を出すこと、自体は基本的には問題ありません。

自分が打つときに、「ハッ!」とか「アッ!」という感じで息を吐くような声、出す選手も多いですよね。

ただし・・・相手コートにボールがある、ときにはどうでしょう。

相手がまさにボールを打とうとする瞬間、に声を出すことは基本的には禁止です。

自分が打つ時、自分のコートにボールがあるときに声を出すことは、ある程度許容されますけどね。

相手が打つ瞬間に大声を出す、なんてことは当然許されないのがテニスです。

 

でも、実際の試合では・・・どうでしょう?

相手が打つときにも、「ケア!」とか、声を出すケースも多いですよね。

このあたり、非常に難しい部分なんですが、「パートナーへの声掛け」レベルであればOK、とされているケースがほとんど。

相手のショットの妨害になるようなら、コードバイオレーションを取られるケースもあります、もちろん。

ですのでマナーの観点からすれば、相手の邪魔にならないように意識する、ことが大事になります。

「それだと聞こえないし、意味ないよ!」という声も、聞こえてきそうですが・・・相手を気遣う気持ち、はぜひ大事にして欲しいと思います。

 

あとは、ポイント間でも出している声の「内容」についても、品格が求められますよね。

テニスの試合、相手を罵倒したりスポーツマンシップに反する行為は反則、です。

「でも、何をどう判断すれば良いの・・・?」と、思いますよね。

マナーとしては、「相手については、何も言わない」のが基本です。

「セカンド、チャンス!」というのも、「相手のサーブについて言及している」ので、マナー違反でしょう。

言われて良い気分、はしないですしね。

揺さぶる意味で言ってくる相手、も酷いようならレフェリーを通じて注意してもらうことも必要でしょう。

まぁ、なかなか出来ないんですけどね・・・。

 

声を出すこと自体は、もちろんテニスの大事な一つの要素。

でも、そこにはアナタの人となりが全て現れるし、マナー違反をして良いことは無い。

対戦相手に対しても、常に相手を思いやる姿勢、大事にしてください。

きっとその方が、試合も良い結果につながると思いますよ。

NAOKI TOMITA

NAOKI TOMITA

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元テニスコーチ、元JTA審判委員会委員。
中学からテニスを始め、大学時代から審判員の活動をしつつ、関東学生テニス連盟での大会運営等多くのテニスイベントに携わり、卒業後はテニススクールコーチに。
現在は一般企業で働きつつ、自らもプレーしつつテニスの大会やイベントを企画運営中。

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